サ責でもあり、ただの娘でもある私が、『介護未満の親』に今できることを考えてみた

介護のじかん
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私はサ責。でも、親の介護は未経験です

私はサービス提供責任者(サ責)として働いています。
でも、自分の親の介護はまだ未経験です。

一人暮らしの母は、今年80歳。
片道2時間弱の距離に住んでいて、月に1〜2回、日帰りか一泊で様子を見に行っています。

やっていることといえば、
買い物に連れて行ったり、スマホやタブレットの質問に答えたり。
むしろ、ごはんを作ってもらって、のんびりさせてもらっているくらいです。

…だったのですが。


「あれ?」と思い始めたきっかけ

おととしから、がめ煮は私が作って、正月に実家へ持って行くようになりました。

ある年、お正月の予定を決めようと電話したとき、
母がぽつりとこう言いました。

「どうも、がめ煮の作り方が分からん。どうやったっけって思って…」

その一言が、最初の違和感でした。

それから、少しずつ気になることが増えていきました。


できること・できなくなってきたこと

気づいた変化は、こんな感じです。

  • 物忘れが増え、自分でも不安そう
  • 「頭が混乱する」と言うことがある
  • 同じ内容の電話が増えた
  • 手紙やお知らせの内容が理解しづらい
  • 電化製品が壊れると、ひどく慌てる
  • 料理はできるけど、レパートリーが激減
  • 家計簿の計算が合わなくなった

一方で、

  • 掃除・洗濯・買い物はできている
  • 毎日の食事も問題なし
  • 火の元・電気の管理もできている

膝が痛いとは言うものの、動けているし、
介護申請をしても支援1にもならないと思います。

でも、
「前と同じではない」
それだけは、はっきり分かります。

認知症そのものではなく、認知機能の低下やMCI(軽度認知障害)では、一般的にこんな変化が見られると言われています。※加齢による変化の場合もあります。

  • 記憶・思考の変化
    (同じ話を繰り返す、物を探すことが増える、言葉が出にくい)
  • 判断・計画力の変化
    (同じ料理ばかり作る、新しいことが億劫、小銭が増える)
  • コミュニケーションの変化
    (話についていけない、話がまとまらない)
  • 日常生活の変化
    (重複購入、お金が下ろせない、身だしなみが雑になる)
  • 感情の変化
    (イライラ、意欲低下、過度の心配)

この段階で必要なのは「介護」より「安心感」

母の場合、
「できない」よりも
「分からなくて不安」「混乱して不安」な場面が増えている印象でした。

だから今は、
管理したり、奪ったりするよりも、
安心感を持って暮らせる環境づくりに力を入れてようと考えています。


試行錯誤① 情報を“見える形”にする

まず始めたのが、終活ノート。

  • かかりつけ医
  • 服用している薬
  • 保険や大まかな財産

本屋さんで一緒に選んで、一緒に書きました。

「万が一、何かあったらどうしよう」
という漠然とした不安があったようで、
**「自分のことがここに書いてある」**ことで、少し安心した様子でした。

↓↓こんなノートを使いました。


試行錯誤② 電話で無理なら、カメラを使う

離れて暮らしていると、
「わざわざ行くほどじゃないけど、電話じゃ分からない」
そんなことが本当に多い。

  • スマホに出てきた謎のメッセージ
  • 届いた手紙やハガキの内容

電話で説明しても、
こちらも「何の話?」状態。

写真送って、スクショして、
…それができない。

というわけで、
今、双方向のビデオ通話カメラを検討中です。

顔を見て話せて、画面を見せ合えるだけでも、
行かずに解決できることが増えるはず。操作も単純で簡単みたい。

↓一方的に監視するようなカメラじゃなくって、双方向で簡単にやりとりできるのが理想です。
画面も大きく、ワンタッチでコール、ビデオ会話が出来ます。

↓↓こんなのを導入検討↓↓


試行錯誤③「料理しなくても大丈夫」を用意する

掃除や洗濯は、できなくても何とかなります。
でも、食は別

母は最近、魚料理が億劫になり、
試しに鯖缶やイワシ缶を使ってみたところ、
「簡単で美味しい!」と気に入った様子。

冷凍食品、レトルト、缶詰は
手抜きじゃなくて、普通の選択肢

野菜不足が気になるので、
ワンプレートの冷食なら、ごはんを足すだけで、ちゃんとした食事になります。

「今日は作らなくても大丈夫」
そう言える環境を、先に用意。

↓このような冷凍食品を備えていると安心。利用されている方増えてます。

↓↓↓高評価全品★4.5以上 便利な冷凍弁当【健康直球便】↓↓


試行錯誤④ 電話が増えた=不安のサイン

電話が増えると、
正直「また同じ話か…」と思うこともあります。

でも仕事をしていて分かったのは、
それは確認と安心のための行動

短くても
「大丈夫だよ」と言ってもらえるだけで、
落ち着く人は多い。

孤独は、認知症を早める。
話すことは脳に刺激を与える。
親が元気でいるから、私は自由でいられると思って、
電話の相手くらい、なんてことないやと自分に言い聞かせています(笑)


やりすぎない。できることは、やってもらう

先回りしすぎると、
自信をなくします。

やりすぎると、
できなくなります。

だから、今できることは、ちゃんとやってもらう。

掃除、洗濯、片付け、日常の判断。
不安が強いところだけ、手を添える。


サ責として感じていること

私の担当利用者さんで、
ほとんど何もできない方がいます。

電子レンジも使えず、調理は一切不可。
それでも、時々ご飯を炊きます。

忘れて腐らせてしまうこともあるけれど、
それはその人の唯一の「役割」

関係者で共有し、
無理に止めない方針にしています。

できることは、取らない。
これは、本当に大事です。


まとめ

できないことと、できることを整理してみると、
母は案外、日常生活は回っています。

今の課題は、

  • 不安感の解消
  • イレギュラーへの対処

だから今は、
安心感を持ってもらう環境づくりに注力。

その上で、
将来できないことが増えたときのことも、
少しずつ考えていこうと思っています。

サ責をしていて、
「案外どうにか生きていっている」利用者さんを見て思うこともあります。

どうにか、じゃなくて、
より良く生きてほしい。

そのために、
お互いの安心と安定を大事にしながら、
これからも考えていきたいと思います。

「介護未満」の親について書かれている本がありました。

偶然、Youtubeを見ていて知りました。私も読んでみようと思います。ご興味のある方はどうぞ。