50歳の挑戦!介護福祉士試験に3か月で合格した私の勉強法

50代からの生き方
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50歳の時、介護福祉士の試験に挑戦しました。

試験を受けてまで介護福祉士になるってことは考えてなかったのですが、体力があり、時間に余裕が出てきたので、勢いで取ってしまいました。

でも、介護福祉士取って正解でした。需要過多、人材不足の折、50歳だろうが再就職に困ることありませんでした。


なぜ50歳で介護福祉士を受けようと思ったのか

娘が高校生になり、すっかり手がかからなくなった頃のこと。授業参観も保護者会もなくなり、習い事の送り迎えも終了。気づけば空いた時間を持て余し、バラエティ番組を見て笑って過ごすお気楽な日々でした。

ところが9月に入り、収入制限の壁がちらりと顔を出しました。そんな事情から会社に相談し、勤務時間を減らすことにしました。

すると今度は「この余った時間をどう使う?」という焦りがじわじわ。
思いついたのが「じゃあ介護福祉士でも取ってみようかな」というアイデアでした。

ちょうど娘も高校二年生で、年明けには受験生。「母として、まずは私が勉強を頑張る姿を見せなきゃ!」と張り切ったのも後押しになりました。

周りにも50歳を過ぎて挑戦する人がいたので、自然な流れでのチャレンジだったと思います。


思いつきから怒涛の申し込みまで

実は私の介護福祉士受験は、かなり予定外のスタートでした。
「受けてみようかな」と軽い気持ちで会社に宣言したのが始まり。
すると「申し込みって9月末までじゃなかった?」と指摘され、気づいた時には締め切りまで2週間もない状況でした。

慌ててネットで調べると、受験には※実務者研修の修了が必須。
そこで、以前ヘルパー2級を取った近所の学校に駆け込みました。
運よくその学校で年度最後の実務者研修が開講されることが分かり、受験を希望していると伝えると、申し込みの流れを丁寧に教えてもらえました。
※実務者研修修了見込みがあれば受験可能。

受験申込冊子を協会から取り寄せ、届く間に会社や学校に必要書類を急いで作成してもらいました。
冊子が届くや否や、申込用紙を記入し、受験料を振り込み、速達で一式を提出。
ギリギリではありましたが、どうにか間に合いました。

「これを逃すと1年待ち」と思うと、本当に冷や汗ものでした。
迷う暇もなく、怒涛の申し込み作業でしたが、振り返ればこの勢いが背中を押してくれたのかもしれません。

私は勢いでやってしまいましたが、実務者研修を受講もからんでくるから、
絶対、年間計画を立てて介護福祉士試験に臨むのがベストですよ!

介護福祉士の試験勉強を開始!!

実務者研修をそのまま試験勉強に活かす

「よし!介護福祉士とるぞ〜!」と気合いを入れたものの、さて何から手をつけたらいいのか、当時の私はさっぱり分かりませんでした。

とりあえず実務者研修の開講を待つことに。
すると、開講前に説明会があり、テキストをどっさり配布されました。しかも、早速の宿題つき。

やることはシンプルで、テキストを読んで単元ごとの小テストをパソコンで解いていくスタイル。確認テストなので、間違えても何度でも挑戦できるし、どこを間違えたかもチェックできます。そして最終の確認テストに合格すると、その科目は「履修済み」になる仕組みです。

これがまぁ、科目が多いので大変なんですよ。

でも!逆にラッキーだったこともあります。
この「実務者研修の宿題」が、そのまま介護福祉士の試験勉強になったんです。

よく聞くのは「実務者研修が終わってから本格的に試験勉強を始める」というパターン。
でも私の感想は正直こうです。
「え、また同じことを最初からやるの?ムリムリ〜!」

だから記憶が新しいうちに、そのまま試験に突入しちゃった方がラクだと思います。

ちなみに、この分厚いテキストを自分の中に落とし込むために、私なりのちょっとした工夫もしていました。そのコツはまた後でまとめてお伝えしますね。

参考書は要るのか??

私は…参考書、買いませんでした。
(※最後の確認用に1冊だけ買ったけど、それくらい)

試験対策講座も受けてません。

理由はシンプル。
💸お金がかかるから!

介護福祉士の受験料って高いんですよ。
それに実務者研修の受講料だって高額。
一気に支払った後は「もうこれ以上払いたくない〜!」って気持ちでした。

YouTubeは神!!

私の試験勉強は、とにかく YouTube頼み
ほんと、現代に生まれてよかった〜と心から思いました。

実務者研修のWeb講座って、テキストを自分で読んでから問題を解く方式なので、解説がほぼないんですよね。
だから「え、これってどういう意味?」ってつまづくことが多い。

そこで登場するのがYouTube。
無料で要点を整理してくれるし、試験の傾向まで教えてくれる。

私はいくつもチャンネルを登録して、同じ単元を複数の解説で聞き比べしました。
まずは1回じっくり見て理解。
そのあとは、車での移動中や家事しながら、ひたすら“耳学習”

スキマ時間が、勉強時間に変わるんです。

テキストもネットから

YouTubeチャンネルによっては、解説ノートを無料で配布してくれているところもあります。
私はそれをダウンロードして印刷。

やっぱりこの世代、紙で見ると頭に入りやすいんですよね。
「あ、なるほど」って納得感が増す。

もちろん自分でノートにまとめるのもアリ。
でも、きれいにまとめようとすると時間がかかるし、正直しんどい。

そんなときは、ありがたく無料の配布ノートをいただきましょう!

ちなみに「書かないと覚えられない派」の方には、ちょっとした工夫がおすすめです。
→ このあと紹介しますね。

50代からの介護福祉士試験勉強法

50歳には50歳の勉強の仕方がある!

ちょっと大風呂敷を広げましたが…本当にそう思います。
効率的な勉強法ってあるんですよ。

ただ、私たち世代は「昔ながらのやり方」しか知らないんです。
漢字をひたすら書くとか、蛍光ペンでカラフルにまとめるとか…。

でも今の子たちは、効率的な勉強法をよく知っている。
私も娘が受験生になったとき、勉強系の動画を見るようになって「なるほど〜」と感心しました。質より量なのです。人間は忘れてしまうってことが前提なのです。繰り返すことで刷り込んでいく。
それを私なりにアレンジして実践したのが今回の方法です。


脳みそだけじゃ足りない!五感フル活用!

実務者研修のパソコン講座はとにかく大変。
分厚いテキストを読むだけでもつらいですよね。

そこで私は「五感」をフル活用しました。

声に出して読む

黙読と同じスピードでモゴモゴ声に出す。
丁寧に読む必要はなし。
「口を動かす」「自分の言葉を聴く」ことが大切なんです。口と耳を使うのです。

共感してツッコミ

「あ〜そういうことね」「難しいわ〜」とテレビに相槌を打つように声を出す。
これで記憶が立体的になり、残りやすくなります。

手を動かす

覚えたいところに線を引く。
定規もいらない、感情のまま勢いで!
蛍光ペンは使わない方がいいです。
私のテキストなんて…もうすごいことになってます(笑)


一単元ごとに小テスト

覚えたらすぐにパソコンで小テスト。
〇がついても、×が出るところは「理解が浅い」か「覚えにくい部分」。
そこだけ戻って再チャレンジしました。


綺麗なノートは作らない

昔はカラフルにまとめノートを作ったりしましたが…大人にはそんな時間はありません。

ただし「書くことで覚えられる」という人は多いと思います。
私もその一人。

だから私は裏紙でもなんでもいいから、覚えにくいところだけ殴り書きしていました。
書いて納得できたら、その紙は捨ててOK。

👉 ポイントは「残すノート」ではなく「覚えるためのノート」にすること。


記憶のフックをかける

50代になると記憶力は落ちます。忘れやすいです。
だからこそ「記憶のフック」をあちこちに作るイメージで勉強しました。

  • 声に出す
  • ツッコミを入れる
  • 線を引く
  • 書いてみる

こうして積み重ねることで、記憶が引っかかりやすくなります。

さらに「エビングハウスの忘却曲線」に合わせて、2〜3日経ったら前の単元をサッと復習。
聞き流すだけでも繰り返し触れるのが大事です。

ここで役立ったのがYouTube。
無料で何度でも見返せるので、本当に助かりました。


アプリで過去問を解きまくる!

実務者研修の勉強と並行して、護福祉士試験過去問アプリも活用しました。
無料で使えるものが多く、スキマ時間にサクッと問題を解けるのが助かります!

「ある程度暗記してから」と思わず、早い段階からどんどん問題を解くのがマル。
問題数が多いので時間がかかるんです。
私は過去5年分の問題が入ったアプリを2〜3種類、同時に使っていました。

アプリによって見た目や操作感が違うので、同じものばかり繰り返すより気分転換になり、飽きずに続けやすいんです。

問題を解くうちに「ここが苦手だな」というポイントが見えてきます。
その部分はテキストやYouTubeで補強していきました。


模擬問題集で最終チェック!

試験前に、試験と同じ形式の模擬問題を解きました。ここまでやれば、8割は取れる自信がつきます。

試験時間は午前が100分、午後が120分の合計220分。問題数は午前63問、午後62問、合計125問です。

これがどんな感じか、自分にとってキツいのか、ゆったり解けるのかを体感しておくと安心です。

また、問題数やマークシートの記入、時間配分には慣れが必要。
マークする行をひとつ間違えたら、そのあと全部ずれてしまうことも…! 

模擬問題をやっておくと、そうした不安を減らせますよ。

受験前にはぜひ取り組んで、当日の緊張を少しでも和らげてくださいね!

擬問題での最終チェックに使った教材はこちらです。
本番と同じ形式で、時間配分の練習にもピッタリ。

最後にまとめノートを作る

試験直前の1週間だけ、まとめノートを作りました。

試験直前にみるためです。分厚いテキストを持ってきても呆然とするだけ。

といっても「まだモヤッとしている部分だけ」をピックアップ。
中でも「精神障がい者の入院形態」についてまとめたのですが、

…なんと試験でズバリ出題!
心の中でガッツポーズでしたね。

たった1点かもしれませんが、その積み重ねが合否を分けます。

やっぱり独学は苦手、不安、自信ないって言う方はコチラ▼
介護福祉士の国家試験に合格するならこのテキスト1冊だけで大丈夫!【受かるんです】


まとめ

合格率70~80%と高めですが、甘く見てると足をすくわれるこの試験。
気を引き締めて絶対に合格しましょうね。

  • 五感を使って記憶にフックをかける
  • 小テストとアプリで苦手を把握
  • 無料教材は遠慮なく活用する
  • 模擬テストで試験に慣れる
  • まとめノートは直前にピンポイントで

これが、50歳手前の私が実践した勉強法です。これで125問中110点で合格できました。

介護福祉士の勉強は大変ですが、工夫すれば必ず乗り越えられますよ😊



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