母と物忘れ外来に行きました:初めての受診とテスト、そして私のリアルな葛藤

介護のじかん
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さて、いよいよやってきた「物忘れ外来」の受診日。

この日は、タイミングよく神奈川に住んでいる兄がお盆休みの前倒しで帰省中で、今日の午後に福岡を立つ予定になっていました。その出発前の数時間を、母の病院につき合ってくれることに。 母と2〜3日一緒に過ごして色々と感じるところもあったのか、あるいは私に対する「一人で介護を背負わせちゃってるな」という申し訳なさが発動したのか……(この「介護負担の格差」については、またいつかじっくり書きたいところです)。

何はともあれ、兄がいてくれたのはめちゃくちゃ助かりました!

病院に着いてまず最初の関門が「問診票書き」。 家族用の用紙を私が書く一方で、母にも自分の問診票を書いてもらわなければいけません。これを兄が横でサポートしてくれたおかげで、私は自分の書くことに集中できました。 母に一つひとつ説明しながら書かせるのって、どうしてもイライラしちゃって体力が削られるので、その作業が一つ消えただけでも心の平和度が全然違います。
兄にも、私の日々の「地味〜なストレス」を少しは肌で分かち合えたはず。

いよいよ診察室へ

名前を呼ばれて入った診察室には、院長の息子さんである若先生が待っていました。

先生が母に、名前や生年月日、住所などを質問します。 母は最初こそ「はっ?!」と一瞬固まりましたが、そこはさすがに自分のこと、ちゃんと答えることができました。 隣で見ている私の方が、ハラハラしたり「お、言えた!」とホッとしたりで忙しいのなんの。

その後も、

  • いつ頃から気になりだしたか
  • どんなことが気になるか
  • 今、困っていることは何か

などなど、先生が15分ほど時間をかけてゆっくり話を聞いてくれます。 母が質問されたときは、口出ししたいのをぐっと飲み込んで「忍」の精神で見守ります。答えに詰まって止まってしまい、先生が困ったようにこっちを向いたタイミングで「ここぞ」とばかりに補足を入れる私。

私への質問タイムもあり、「どんなことが気になりますか?」と聞かれたのですが、こういうのって事前に脳内整理しておかないと全然言葉が出てこないものですね。 「短期記憶の消失と頭の中の混乱です」となんとか答えたものの、あとから「あの時の混乱エピソードをもっと具体的に伝えらればよかったな」とちょっと反省。

一通りの問診が終わると、次はMRIと各種テストへ進むことになりました。

待合室での兄との会話、そして母の第一声

母がテストを受けている間、待合室で兄と今後の作戦会議です。

  • 介護認定が下りたら、週2回くらいデイサービスに行ってもらう
  • お金の管理は、母と一緒に定期的にATMへおろしに行く(口座の代理人登録は済ませ済み)
  • 身の回りのことは自分でできているので、一人暮らしはこのまま継続!
  • 私の定期訪問
  • 見守りカメラ設置↓↓

そんな現実的な確認をして、お互いの家族の近況なども話してから、兄を車で駅まで送り出して見送りました。

👇今回設置した見守りカメラはこちら

心配な時にスマホでお部屋を見ることができます。母からもボタン一つでテレビ電話が出来ます。プライバシーもあるから、めったに覗きませんが念のため。

そうこうしているうちに、長い長い検査とテストが無事に終了。

MRIに40分。認知症テストに60分と言った感じです。

待合室に戻ってきた母の第一声がこちら。

「あ〜、もう疲れた! もうせんよ、こんなテスト、大変!」

そりゃそうですよね、みっちり一時間にわたるテスト。 「もう途中で『もういいです』って投げ出そうかと思ったよ」と、すっかりぐったりしていました。 普段から、少し話が複雑になってくると「もういいや」と考えるのを放棄しがちな母ですが、今日は「テスト」という名のミッションにめちゃくちゃ脳みそフル回転で頑張ってくれたようです。

幸い、MRIの画像には急性のトラブルはなく、そのままお会計を済ませて、母にとって長〜い一日は無事に終わりました。

病院のあとはおしゃべりで発散!

病院から帰宅後、母を家に残し、地元のお友達のところに直行して、この一連のドタバタを聞いてもらって思いっきりおしゃべりして発散。こういうのホントに超大事だと思います。

実家にいる間の母は、まあ本当に、ずーーっとしゃべっています。 私はスマホを眺めながら聞き流したり、時には「だからさっきも言ったでしょ!」と言い合ったりしながら時間が過ぎていきます。

「きっといつか振り返れば、これもかけがえのない親子の時間だったなと思える日が来るんだろうな」 頭では分かっているんです。分かってはいるんですが!

同じ話を何度も聞かされることや、自分の時間が容赦なく拘束されることに、時々ぶわっとストレスが湧いてきてイライラしてしまう。そして、「せっそく育ててもらったのに、なんて器が小さんだ……」とひとりで勝手に罪悪感に沈む。

まあ、これがリアルな介護の日常ってやつですかね。 悩みつつも、とりあえず今日も一歩前進です!